近年、環境への配慮などを理由に、ガソリン車に代わる自動車として注目されているのが電気自動車(EV)です。電気自動車は電気で動くため、走行するには専用の設備で充電する必要があります。この充電設備は自宅に設置することも可能ですが、あった方がいいのでしょうか。ここでは、自宅用充電設備のメリットや必要性について解説します。
■電気自動車の充電方法は2種類
最初に、充電方法の種類について知っておきましょう。電気自動車用の充電方法には、「普通充電」と「急速充電」の2種類があります。これらは充電のスピードや充電量の上限に違いがあるため、状況に応じて使い分けなければなりません。それぞれの特徴は以下の通りです。
・普通充電
単相交流の100Vもしくは200Vを使用する充電方法です。充電ケーブルのないコンセント型と、充電ケーブルがついたタイプの2種類があります。充電器の種類や車種にもよりますが、10km程度走行可能な充電をするのに30分~1時間ほど必要です。
そのため、フル充電には5~8時間程度かかってしまいます。一方、導入のコストが比較的安いのがメリットです。自宅やマンション、会社に宿泊施設といった、長時間駐車をすることが多い場所によく設置されています。
・急速充電
三相交流200Vを使用する充電方法です。名前通り充電のスピードが速く、30分~40分で80%程度までの充電が可能ですが、満タンにすることはできません。そのため、緊急時の充電や、外出時の継ぎ足しの充電に向いています。主な設置場所はガソリンスタンドやカーディーラー、コンビニ、道の駅、PAやSAなどです。
■自宅に充電設備があることのメリット
前述した通り、電気自動車用の充電設備は自宅に設置することもできます。「わざわざそこまでしなくても……」と思う方もいるかもしれませんが、自宅に充電設備があると、どのようなメリットが得られるのでしょうか。
最大のメリットは、自宅で過ごしている間に充電を済ませられることです。急速充電でも30分程度はかかるわけですが、自宅以外の場所で充電すると、充電中に時間を潰す方法を考えなければなりません。先に使っている人がいて、順番待ちをしなければならないこともあるでしょう。
その点、自宅に充電設備があれば、順番待ちをすることなく自由に使えます。しかも、家で普段通り過ごしている間に充電できるので、たとえ普通充電でも終わるのを待つ負担がまったくありません。スマートフォンと同じように、就寝中にフル充電してしまえるのです。
また、ご家庭の電気契約プランにもよりますが、一般的には外で充電するよりも安くなります。さらに、充電のためだけにわざわざ外出する必要がありません。すぐ近くに充電設備がない場所では特に便利です。総じて、電気自動車の使い勝手を大きく高めてくれるでしょう。
■自宅用の充電設備は必要か?
自宅に充電設備があれば、とても便利なのは間違いありません。しかし、設置にはある程度の費用がかかりますし、絶対に必要というわけではないことも確かです。実際のところ、電気自動車を所有する上で、自宅用充電設備は設置しておくべきなのでしょうか。コストの面から考えてみましょう。
まず、自動車メーカーや日本充電サービスが出している「充電認証カード」を持っていれば、外出先でも電気自動車の充電が可能です。カードを持つためには月会費が必要で、会費(プラン)によって利用可能な回数や使える充電の種類も変わってきます。回数をオーバーした時は都度課金で充電できますが、この場合のコストパフォーマンスはそれほど高くありません。
したがって、自宅用の充電設備は必須でこそないものの、自宅で充電できることのメリットや充電カードの利用制限を考えると、設置しておいた方がお得だといえそうです。補助金をもらえば実質無料で充電設備を設置できることも多く、経済的負担は大きくありません。快適に電気自動車を使うためにも、自宅用充電設備を設置してみてはいかがでしょうか。
埼玉県さいたま市を拠点に電気工事全般を手掛けている石田電気工事では、電気自動車の充電設備の設置、コンセントの増設など、電気に関わるすべての工事を承っております。電気工事のご依頼や、電気設備に関するお困りごとがあれば、ぜひ石田電気工事までお問い合わせください。
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