朝から夜遅くまでオフィスを照らし続ける照明ですが、皆さんの職場はどのような照明が使われていますか?
少し前までは蛍光灯の下で長時間デスクワークをすることが普通でしたが、働き方の多様化に伴い、オフィスの照明も変わりつつあります。
そしてこの照明は、オフィスの雰囲気だけでなく、業務の効率化にも大きく影響することをご存じでしょうか?
今回は、照明がもたらすオフィスへの影響や効果についてご紹介したいと思います。
■明かりの種類
まず、明かりにはどのような種類があるのか見てみましょう。一般的に、電気はオレンジっぽく温かみのある「電球色」、太陽の明るさに近い自然な光の色である「昼白色」、白っぽく青みがかった「昼光色」の3種類に分類されます。
普段どれも同じ明かりだと思っていたかもしれませんが、明かりには上記のように主に3種類があります。
家電量販店などに行った際には、電球売り場で見比べてみてください。
■光の色による心理的効果
人間には、光に対する生体リズムがあります。日中の太陽の光のもとでは活動的になり、オレンジ色の夕陽のやわらかい光にはやすらぎを感じるのです。
こうしたことをオフィス環境に応用すると、仕事の場では昼の太陽に近い白い光にすると、能率が上がることがわかりますね。また、食事や休憩用のスペースでは柔らかで温かみのある照明にすると、心からくつろぐことができ、いい気分転換になります。
このように、光の色が変わると、受ける印象や心理的効果が大きく異なります。
この心理的効果の違いを利用してオフィスの明かりを見直せば、オフィスでの従業員の生産性を高めることにもつながるでしょう。
「オフィスの明かりの配置を心理的印象の観点で考えたことがない」「オフィスのライトがそろそろ古くなってきている」「LEDライトに切り替えたい」という場合は、ぜひ検討してみてください。
■場所によって使い分けよう!
照明は、雰囲気作り、業務効率、イメージ構築など、さまざまな効果を生み出します。
仕事内容や場所によって色味を使い分けることで、業務効率化が実現できます。
上記でご説明した、「電球色」、「昼白色」、「昼光色」を、オフィスのそれぞれのスペースに当てはめてみましょう。
しっかりと仕事に集中したいオフィスには、自然な明るさの「昼白色」が適しています。
「電球色」では暗すぎて文字やパソコンのディスプレイがよく見えませんし、「昼光色」だと明るすぎて目が疲れてしまいます。
適度に明るく自然な光にしておくことで、仕事の生産性をアップできるでしょう。
会議室には、脳を覚醒させ、集中力を高める効果があるといわれている、「昼光色」がおすすめです。
一日中会議をすることはあまりないでしょうから、「昼光色」にすることで、短時間しっかりと会議に集中できるでしょう。
カフェスペースや食堂などのリラックススペースには、「電球色」がおすすめです。
「電球色」はオレンジがかかった温かみのある明かりで、リラックス効果があるといわれています。
リラックススペースは多少暗くてもよく、むしろ目に明るすぎるライトではリラックスできないので、適度な暗さと温かみのある「電球色」が適しています。
また、間接照明に電球色を使って、ほっとくつろげる空間を作ってみてもよいでしょう。
まとめると、普段仕事するオフィス内は「昼白色」、会議に集中したい会議室は「昼光色」、リラックスしたいカフェスペースや食堂などは「電球色」が適しているといえます。
照明による業務効率化に合わせて、コスト面でもLEDを取り入れるなど、光熱費削減についてもあわせてご検討されると、より無駄なコスト削減と快適なオフィス環境が実現しそうですね。
埼玉県さいたま市を拠点に電気工事全般を行う石田電気工事は、一般家庭はもちろん、工場や商業施設、大型ビルなど幅広く対応可能です。オフィスの照明の切り替えや省エネ対策でお悩みの方、ぜひ石田電気工事までお問い合わせください!