皆さんこんにちは。
埼玉県さいたま市で、オール電化や省エネ対策、リフォームなど電気工事一式を手掛けている石田電気工事です。
2023年9月現在、原油の需要高騰や、ロシアのウクライナ侵攻などを背景に、電気代が跳ね上がっている方を非常に多く見かけます。
自宅の電気代が2倍近くになってしまったり、店舗を経営されている方の中には、月々10万円も光熱費が上がったと言っている方もいらっしゃいます。
これが工場ともなると、月々の電気代の跳ね上がりの規模が桁違いで、経費圧迫が生産品の原価高騰に直結してしまうことも考えられます。
このように、電気代の高騰で経費圧迫に悩む工場経営者様に向け、1kwhでも工場の電気使用量を削減し、電気代を節約するポイントについてご紹介いたします!
■なぜ年々、電気代が高騰している?!
日本は石油・石炭・天然ガス(LNG)など、海外から輸入した化石燃料に大きく依存しています。
かつては日本でも油田があり、国内に流通していたものの、終戦前にはすでに枯渇しアメリカからの輸入品に頼っていました。
東日本大震災以降、化石燃料への依存度は高まっており、2021年度の化石燃料依存度は83.2%です。
当然電気の素である化石燃料の価格が上がれば、電気代が高騰します。
新型コロナウイルスで落ち込んだ世界経済の回復や円安の影響を受け、石炭や石油などの資源価格が高騰しています。
2023年9月時点において、電気価格高騰の原因は以下の通りです。
特にロシア情勢の大きな変化は要因の多くを占めています。
・ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の高騰
ロシアによるウクライナ侵攻は、世界的なエネルギー価格の高騰につながりました。
ロシアは、天然ガスの世界最大の輸出国です。
ウクライナ侵攻により、ロシアからの天然ガス供給が減少する懸念が広がり、価格が上昇しました。
・再生可能エネルギーの普及による再エネ賦課金の上昇
再生可能エネルギーは、太陽光発電や風力発電などのエネルギー源です。
化石燃料に比べて環境負荷が少ないため、近年、普及が進んでいます。
しかしながら、従来の電力システムに比べてコストが高いため、再生可能エネルギー発電促進賦課金という費用を負担する必要があります。
再エネ賦課金は、電気料金に上乗せされて請求されるため、電気消費量の多い工場は特に負担が大きいです。
結論として、電気代がこれから下がるかどうかは世界情勢次第なので、節約して耐え忍ぶしかないのが現状です。
■そもそも工場の電気代は高い
工場の電気代は、一般家庭の電気代と比べて高い傾向にあります。
生産ラインや空調設備、照明設備など、これらの設備は、製造に欠かせない重要な役割を担っていますが、消費電力が高いものが多いのが特徴です。
例えば、生産ラインの設備では、ロボットや工作機械など高性能で強力な機器が使用されており、大量の電力を消費するため、工場の電気代を大きく押し上げます。
また、空調設備や照明設備も、工場の電気代を大きく占める要因です。
空調設備は、工場の温度や湿度を一定に保つために必要不可欠ですが、冷房や暖房の運転には多くの電力が必要です。
照明設備も、工場の作業や安全のために重要ですが、白熱灯や蛍光灯などの従来の照明は、省エネ効果が低いため、電気代が高騰する原因となっています。
さらに、一般家庭の電力使用量は夜間は減少しますが、工場の電力使用量は、24時間365日継続しているため、電気代がかさみがちです。
そのため、電気代を抑えるのが難しい傾向が見られます。
■電気代の仕組み
高圧の電気を利用している場合でも、電気代の計算方法は一般家庭と変わりません。
基本料金+従量料金+再エネ賦課金で計算します。
基本料金:電気契約を結ぶだけで発生する料金です。
電力会社によって異なりますが、1ヶ月あたり数百円から数千円程度の料金です。
従量料金:実際に使用した電力量に応じて発生する料金です。
こちらも電力会社によって異なりますが、1kWhあたり数円から数十円程度の料金です。
そのため、電気代を節約するには、基本料金を下げるか、従量料金を抑えるかのどちらかの方法が必要です。
基本料金を下げる・・・電力会社を切り替えたり、契約アンペア数を下げたりすることが有効です。
従量料金を抑える・・・省エネ設備を導入したり、点けっぱなしの電気をこまめに消したりすることが有効です。
・自主的にできる節電対策が必要
工場では至るところで電気が使用されています。
照明や空調設備だけでなく、生産ラインに必要な機械にも使います。
だからこそ、いくら電気代が高いと言っても、稼働を止めることは不可能ですよね。
自主的にできる節電対策を行い、長期的にコストを削減していくことを考えましょう。
■工場の電気代を削減する方法5選
電気代を削減することで、コスト削減や利益率の向上につながります。
この項目では、工場で電気代を削減する主な方法をご紹介致します。
・AIによる自動運転機能が付いた、空調設備に刷新
外気温と設定温度にギャップがあるほど、負荷が大きいため、電気代がかさみます。
自動運転機能が付いたエアコンであれば、室内の温度を一定に保つため、無駄な電気使用を抑えてくれます。
近年、AIによる自動運転機能が付いた空調設備が登場しています。
この空調設備は、温度や湿度、人感センサーなどのデータをAIで分析し、最適な運転を行うことで、省エネ効果を高めることができます。
・太陽光や蓄電池を設置
太陽光発電や蓄電池を設置することで、自家発電と蓄電が可能になります。
これにより、電気料金の削減や災害時の備えにつながります。
工場で発電ができれば、その電気を自給自足できるため、電気代は無料です。
さらに、電力消費量に応じて支払う再エネ賦課金も、支払う必要がありません。
太陽光発電は、初期費用はかかりますが、ランニングコストはほとんどかかりません。
また、蓄電池を併用することで、太陽光発電で発電した電気を夜間や災害時にも利用することができます。
・照明をLEDへ
従来の照明設備は、白熱灯や蛍光灯が主流でした。
一方でLED照明は、これらの照明設備に比べて省エネ効果が高く、寿命も長いため、ランニングコストを大幅に削減することができます。
LEDは交換の手間や買い換えるときのコストも抑えられる照明です。
・全ての空調を一括管理できるシステムを導入
工場内の空調設備は、それぞれ独立して稼働しているケースが多いです。
そのため、空調の効率的な運用が難しいという課題があります。
全ての空調を一括管理できるシステムを導入することで、各空調の稼働状況を把握し、最適な運転を行うことが可能になります。
これにより、電気代削減につながります。
導入を考えている場合、国の補助金制度が利用できる可能性があります。
補助金制度を利用できるかどうか、ぜひ一度お調べください。
・電気使用料を「見える化」
さらに工場では電気使用料を「見える化」することが重要です。
製造業の場合、コストである電気代を抑えられれば、製品の利益率を増やせます。
どこの場所でどのくらい電気を使用しているのか、一律に並べてみることで、電気消費量の調節が可能です。
無駄に使っている電気はないかをチェックしましょう。
・電力会社を切り替える
電力会社を切り替えることで、電気料金を安くすることもできます。
電力会社は、料金プランやサービス内容が異なるため、自社のニーズに合った電力会社を選ぶことが大切です。
・遮熱塗装を行う
遮熱塗装とは、太陽の光を反射させて、室内の温度上昇を抑える塗装のことです。
建物内の熱を遮り、冷房の効率を高めることができます。
熱を瞬時に外気へ逃がすことで、外壁を熱による劣化から守り、建物の資産価値も維持できるので、長期的なコスト削減にも繋がります。
■まとめ
電気代が高騰している理由や削減する方法について解説しました。
電気代を削減するには、省エネ化や設備工事をすることで、ランニングコストを抑えることが可能です。
石田電気工事では全ての工程を自社によるワンストップで実施しております。
中間マージンもかからず、施工後の電気代節約はもちろん、施工段階から経費を削減しつつ、高品質な電気工事をお届けいたします。
自社の工場では何が適切か、使用状況をお伺いしながら各会社様、工場に合った適切な方法をご提案いたします。
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