【工場の換気・空調設備】エアコン設備を整えることで、従業員の満足度が上がる?3つの方法とは!

皆さんこんにちは。埼玉県さいたま市で、オール電化や省エネ対策・リフォームなど電気工事一式を手掛けている石田電気工事です。



近年では、日本国内で記録的な猛暑が続くようになりました。毎年の暑さ対策に頭を悩ませている管理職の方もきっと多いのではないでしょうか?


工場や作業場の空調の効きが悪い状態が続くと、作業効率や従業員のモチベーションは大きく低下してしまいます。快適な作業環境を整えるためにも、空調設備や換気システムの状況を詳しくチェックしておきましょう。


この記事では、空調の効きをよくするためのポイントを紹介していきます。




■工場内の空調設備を整えておくべき理由とは?



工場や作業所内における社員のモチベーションを大きく左右するのが、工場内の室温や湿度です。


広々とした工場や作業所は、「夏はなかなか冷えない」「冬は暖まりにくい」という問題があります。


冬場は働いているうちに多少は身体が温まるものの、夏場の暑さの対処法は限られてしまいます。暑さに弱い方は、不快な気温や湿気の中で行う夏の過酷な労働に耐えられず、退職を選ぶこともあるかもしれません。

工場内の労働環境が悪いことが原因で人手不足の状態に陥ってしまうと、企業の利益や生産性にも悪影響が及びます。夏は涼しく、冬は暖かい職場環境を整えれば、現在働いてくれている従業員がよりイキイキ働けるようになることでしょう。

また、空調を整備することは、「従業員のモチベーションアップ」「企業の生産性アップ」にも繋がってまいります。問題を解決し作業効率を高めるためにも、工場の空調や換気システムの見直しを積極的に行いましょう。




■工場内の空調の効きが悪くなる原因とは!チェックポイント3つ



空調整備について考えるためにも、まずは空調の効きが悪くなる理由について考えていきましょう。



・換気システムや空調設備が古くなっている


業務用の換気システムや空調システムの耐用年数は機材によって大きな幅がありますが、一般的には10年から15年ほどで大きな劣化が起こってしまいます。もちろん、空調設備を短時間使うだけという職場なら耐用年数を超えて機器を使用することも可能です。

一方で、長時間稼働している工場の空調などの場合、機器の劣化は早まってしまうものです。

長期間にわたって使用を続けた空調設備は、効きがかなり悪くなってしまうこともあります。



・フィルターに詰まりが発生している


空調のフィルターは使い続けるうちにホコリが溜まって汚れてしまいます。特に食品加工の工場などの場合、空調を長時間稼働させて蒸気化した油や水分を換気させる関係上、フィルターが油で目詰まりしやすい傾向が見られます。

フィルターに詰まりがある状態で冷房運転をしても、思ったような冷却効果は得られないものです。



・室外機に不具合が起きている


空調がうまく効かないと感じるときには、室内設備だけでなく室外設備もチェックしましょう。

例えば・・

・室外設備の吹き出し口付近に荷物が置かれた状態

→効率のいい排気ができず、冷房の効果が下がってしまいます。

・室外機の吹き出し口フィルターの目詰まり

→室外機の吹き出し口フィルターに目詰まりが起きていないか、工場内のものは気が回っても室外機のものは盲点になってしまう方も中にはいらっしゃるかもしれません。

・夏場の直射日光が室外設備に長時間照射

→機器が物理的にオーバーヒートしてしまい、室内の熱を外に逃がせなくなってしまうこともございます。




■工場内が冷えて快適になることのメリット3つ



ここからは、工場の空調や換気システムを整えることのメリットについてチェックしていきましょう。



・「生産性の向上」、「コストカットの実現」が可能


空調設備の入れ替えやメンテナンスには大きなコストがかかると思われがちです。しかし、長期的な視点においては空調のケアは大きなコストカットに繋がります。

空調を整備して働きやすい職場環境を作ることで、従業員はより快適に仕事しやすくなります。実際に、空調を新しくしたり、室温を適温に整えたりといった対処をきっかけに、生産性や収益を大きくアップさせている企業も数多くあります。

また、古い空調設備を使い続けることによるランニングコストの高さにも要注意。古い機器は省エネ性能が備わっていないこともある上に、機器の劣化や古いフィルターのフィルター性能低下などによって、稼働により大きな電力が必要な状態になってしまいます。

このように古い空調設備を稼働させることによって電気代が高くなりやすいという問題点があります。


コスト削減を目指すのであれば、新たな設備の導入コストだけでなくランニングコストにも着目し、空調設備の入れ替えやメンテナンスの実施計画を長期的な視点で組み立ててみましょう。



・「従業員満足度アップ」 「職場定着率、向上」につながる


地球温暖化の影響で猛暑となる年が多い中、夏は室内であっても熱中症になるリスクが高まることから、冷房設備の不具合は、従業員の命に関わります。実際、建設業や製造業では、その過酷な暑い環境下での就業に耐え切れず、夏に離職率がアップしやすくなると言われます。

こうして人手不足の状態が続くと、残された従業員に過度な負担がかかり、ますます離職が起きやすくなってしまいます。新たな従業員を雇おうにもほとんど求職者が現れず、現場作業に大きな支障が及んでしまうこともあるかもしれません。

空調設備のケアをして工場内をしっかりと冷やすだけでも、従業員の満足度は変わってきます。空調設備の定期メンテナンスをしっかりしつつ、節電を意識しつつもそれ以上に健康面に配慮した設定温度にすることで従業員は大変働きやすさを実感できるでしょう。


このように空調環境を整えることは、従業員の離職率を下げ定着率をアップさせることに繋がります。



・「コミュニケーションが活性化し、風通しのいい職場」になる


暑く湿気のこもった工場内、暑さに耐えながら働くものの、モチベーションと作業効率は大きく低下します。次第にイライラ、フラストレーションが溜まり相手への配慮を欠いたケンカ腰なコミュニケーションが多発。結果的に報連相に支障が出て、必要以上の工数・時間が増えてしまうこともあるでしょう。


上記の状態を打開する方法は非常にシンプル、工場内をより涼しい環境にすることです。涼しい状態をキープできれば、暑さによる従業員のいら立ちや不快感は大きく和らぎます。次第に従業員が談笑する機会も増え、工場内全体のコミュニケーションも活性化しやすくなります。


多くの人が働く工場、良いことも悪いことも気軽に報告し、従業員同士が意見を尊重し合える状態をキープすることが大切です。お互いのミスを補い、助け合いながらおおらかな気持ちで働ける。そのような風通しのいい工場環境を空調設備の見直しで実現していきましょう。




■工場内の空調の効きをよくするための対処法3つ!



では、工場の空調効率をアップさせるためにはどんな対策をすればいいのでしょうか?ここからは、具体的な対処法について解説していきます。



・猛暑で普段以上に溜まりやすいフィルターのホコリを取り除く


空調整備を行うにあたって、まずはフィルターの状態を確認しましょう。


ホコリ汚れがある場合→掃除機などを使いフィルターの目詰まり解消。

油汚れがべっとり付着→フィルターを洗剤で洗浄し、目詰まり解消。


ただし、空調設備の奥の方にホコリ汚れが溜まっている場合、空調設備を分解する専門的なお手入れが必要です。そのような時は、大規模な業務用空調への対応に長けたプロに助けを求めましょう。


・シーリングファンや換気扇を併用!工場内の冷気循環アップ!


空調効率をさらに高めるために、シーリングファンや換気扇を併用しましょう。

シーリングファンとは、工場内の冷気を循環させてくれる機器です。排熱することなく空気を循環させてくれるので、上手に活用すればランニングコストを大きく削減できます。

換気扇は工場内の熱気を外へ逃がす役割を持ちます。換気扇を動かして湿気のこもった空気を屋外に排出すれば、空調の効果は高まりやすくなります。


シーリングファンや換気扇を併用することで、冷えた空気の工場内全体への循環がよりスムーズになり、結果的に省電力稼働でより快適な工場内環境を整えることが可能です。



・最新の業務用AI搭載型エアコンを導入する


換気システムや空調システムが古く、パワー不足が起きているときは、「最新型の業務用エアコン」への交換を検討しましょう。

古いエアコンは内部の部品が劣化しており、さらにフィルターも古くなっているため内部に汚れが溜まりやすいものです。この状態ではいくらメンテナンスを施しても多くの電力が消費され、ランニングコストも高くなってしまいます。

空調設備の交換にはまとまったコストがかかるため、最新機器の導入をためらう方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

しかし、長期的な視点で見ればランニングコストの削減に繋がります。

特に、AIが導入された自動操縦エアコンは、自動で省エネ制御が行われるため、より光熱費カットになります。これから空調設備を買い替えるなら、効率のよい運転をキープできるAIシステム搭載型のものを選ぶのがおすすめです。




■空調設備に関するお困りごとは石田電気工事へご相談ください!


夏の不快な暑さを改善するための対処は企業にとって必要不可欠です。工場や作業所の空調設備に問題が生じているときには、機器のメンテナンスや修理、交換といった対処を行いましょう。

空調メンテナンスによって、夏場には空調システムからの冷気が広い工場内へ迅速に行き渡り、作業現場を効率的に冷やせるようになります。快適に仕事ができるような環境を整えることは、熱中症などのトラブルを防止することや離職率を下げることに繋がります。


石田電気工事は、埼玉県さいたま市を拠点に関東一円で工場内の空調に関するお悩みをもつ管理者様をトータルサポートしています。

工場だけではなく、病院や市役所・学校などの公共施設の施工にも豊富な実績があり、一般住宅から商業施設・大型ビルまで幅広い規模の電気工事全般に対応可能です。

従業員満足度の高い職場環境を構築したいお客様に向けて、最適な施工プランをオーダーメイドでご提案いたしますのでぜひお声がけください。