皆さんこんにちは。
埼玉県さいたま市で、オール電化や省エネ対策、リフォーム等の電気工事一式を手掛けている石田電気工事です。
工場では数多くの電気設備が稼働しています。これらの電気設備を常に正常稼働させる上で、非常に重要なのがメンテナンスです。今は問題なく動いている電気設備も、ある日突然故障する可能性は否定できないため、適切にメンテナンスを行わなくてはなりません。そこで今回は、電気設備のメンテナンスの必要性や種類について解説します。
■電気設備のメンテナンスは何のために行うの?
電気設備のメンテナンスはいろいろな理由・目的で行われ、どれも重要なものばかりです。メンテナンスの主な目的を見ていきましょう。
・工場設備の機能を維持するため
工場の電気設備は、使っているうちに摩耗・劣化していきます。劣化した設備をそのまま使い続けると、機能の低下や不良品の増加といった不具合が発生し、ある日突然故障してしまうこともあります。もし設備が故障して生産が停止すれば、工場にとっては大きなダメージになるでしょう。メンテナンスをしっかり行えば、設備の故障を防いで機能を維持することができます。
・労災事故を防ぐため
メンテナンスが不十分な電気設備を使い続けると、機能の低下や故障によって労災事故につながることもあります。もし従業員が大きな怪我をしたり死亡したりすれば、会社は責任を問われるでしょう。事故を防ぎ従業員の安全を守るためにも、メンテナンスは必要なのです。
・設備の寿命を延ばすため
汚れたり不具合が出たりした状態で設備を使い続けると、劣化が早く進んで壊れやすくなってしまいます。反対に、こまめな掃除やメンテナンスを実施すると、電気設備の寿命を延ばすことができます。
■電気設備のメンテナンスの種類
電気設備のメンテナンスは、実施するタイミングによって大きく4種類に分けられます。適切に実施するためにも、各種メンテナンスの内容を確認しておきましょう。
・定期メンテナンス
毎日、1週間おき、1年おきなど、決まったタイミングで行うメンテナンスです。内容もあらかじめ決まっているのでスムーズに進みますが、それ以外の箇所の不具合を見落とす可能性があります。逆に、決まっていれば明らかに問題がなくても点検するため、無駄が生じやすいのもデメリットです。
・予防メンテナンス
特に異常がない時に、トラブルの予防を目的として行うメンテナンスです。使用期間が長い箇所や摩耗しやすい箇所など、トラブルの発生確率が高い箇所を中心に行います。最も積極的なメンテナンスといえるでしょう。
・予知メンテナンス
設備のエラー表示や異音、不良品の発生頻度の増加など、何らかの異常が確認された際に行うメンテナンスです。「実際に故障の兆候があるかどうか」という点が予防メンテナンスと異なります。大きな不具合でなくとも、放置すると将来の故障につながる可能性が高いため、この段階で対応することが重要です。
・事後メンテナンス
設備の大きな不具合や故障が発生した場合に行うメンテナンスです。要するに「修理」のことで、直るまでに時間がかかることも珍しくありません。工場の機能を維持するためにも、この段階になる前にメンテナンスを行い、トラブルを未然に防ぐのが理想です。
■適切なメンテナンスは、結果的にコスト削減になります!
電気設備のメンテナンスにはある程度の費用がかかるため、「まだ壊れているわけじゃないのに……」ともったいなく感じる方もいると思われます。しかしながら、もし設備が故障して操業自体が停止すると、売上に大きな影響が出て会社の信用も失われるでしょう。つまり、適切にメンテナンスを行った方が、結果的にはコストの削減になるのです。
また、コスト削減や省エネ化を図りたいのであれば、受電設備(キュービクル)の見直しも効果的です。事業内容の変更や規模縮小があったにもかかわらず、当初からの受電設備を使っていると、必要な電力量に対して設備が過剰となり、余分な電気料金(基本料金)を支払っている可能性があります。状況に合わせ、適切な設備に切り替えることが大切です。
受電設備について詳しく知りたい方はこちらへ
https://www.m-and-i-ishida.jp/blog/category4/112957
メンテナンスを依頼するなら、こういった相談にも乗ってくれる業者を選ぶのがおすすめです。適切なメンテナンスや設備の見直しを行い、工場の安定稼働や生産性アップにつなげましょう。
埼玉県さいたま市を拠点に電気工事全般を行う石田電気工事は、オフィスビルや商業施設、工場などの工事に幅広く対応可能です。しっかりと事前調査を行い、最適なプランをご提案いたします。各種メンテナンス以外にも、空調設備工事や電気のLED化による省エネなど、電気工事は何でも承っております。お困りの際は、石田電気工事までお気軽にお問い合わせください。