薄暗い工場は危険です! 電気工事でできる工場の安全対策

 


多くの機械が稼働し、作業員が働いている工場は、オフィスに比べて事故が起こりやすい場所です。事故が発生すれば、作業員の命が危険にさらされるのに加え、作業も中断せざるをえません。どうすれば、工場での事故の発生を防げるのでしょうか。ここでは、電気工事による工場での安全対策のポイントをご紹介します。



■工場は危険の多い場所。事故防止には環境整備が重要



工場では、大小さまざまな事故が起きる危険があります。厚生労働省の統計によれば、労働災害における休業4日以上の死傷者数は、毎年12万年程度発生しています。長期的に見ると減少傾向にあるのですが、2003年以降はほぼ横ばいの状態で、十分に減少しているとはいえません。


では、工場では具体的にどのような事故が発生しているのでしょうか。工場の事故というと、大きな爆発事故などを想像する方もいるかもしれませんが、それは一部に過ぎません。最も多いのは、転倒や転落、機械の誤作動といったヒューマンエラーによる事故です。これらの事故は、安全教育や5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底によって対策できます。


そして、教育や管理と並んで重要なのが「職場の環境を整えること」です。乱雑な電気配線や暗い照明は事故につながり、作業効率も悪化させてしまいます。作業しやすい環境を整えれば、事故のリスクは大きく減少し、作業効率も高まるのです。


もちろん、無理な生産計画を立てない、ミスに厳しい態度で臨まず報告しやすくするといった、管理者側の姿勢も労働環境に影響します。総合的に「働きやすい環境」を整えれば、事故が非常に発生しにくい工場を作り上げられるでしょう。



■照明が暗いとどんなトラブルが発生する?


暗い照明が事故につながるといっても、今ひとつ実感がわかない方もいるかもしれません。しかし現実として、暗い照明は数多くの事故の引き金となります。暗さが引き起こす主な事故・トラブルを挙げてみましょう。



・工具でケガ


工場ではさまざまな工具を使って作業をします。この際、暗くて手元がよく見えないと、工具の操作ミスによりケガをしてしまうかもしれません。さらに問題なのが機械の操作ミスで、他の人を巻き込んだ重大な事故を引き起こしてしまうおそれもあります。



・つまずく



工場の床はなるべく歩きやすくするべきですが、出っ張りや段差を完全になくせるわけではありません。薄暗い環境だと、こういったちょっとした段差に足を引っ掛け、つまずいてしまいやすいのです。荷物を運んでいる時や高い所で作業をしている時につまずけば、さらに被害が大きくなるでしょう。



・作業効率の悪化


たとえケガをしなかったとしても、暗い環境では非常に作業がしづらいものです。単純に見づらいのはもちろん、ケガをしないように恐る恐る作業をしていては、どうしても作業効率が悪くなってしまいます。精密作業の多い工場では、特に重大な問題です。もしかすると、業績にも大きな悪影響を与えているかもしれません。



■照明の改善で安全を確保し、作業効率もアップ!



安全で効率的な作業には、明るい照明が必要不可欠です。工場の状態をチェックして、照明が不十分だと判明したら、事故防止のためにも早急に改善しなければなりません。


おすすめの改善方法としては、照明のLED化やスポット照明の設置が挙げられます。また、照明の位置を低くするのも有効です。費用などの関係で大掛かりな工事が難しい場合は、スタンド式の簡易照明を手元に設置してみてもいいでしょう。なお、照明が増えると配線も増え、つまずきやすくなる場合があるので、ケーブルカバーなどで対応してください。


ちなみに、作業の内容ごとに必要とされる明るさも異なります。一般的な工場の製造工程では、読書と同程度の300Lx~750Lx(ルクス)の明るさがあれば十分です。しかし、選別・検査・分析などの細かい工程では750Lx~1500Lx、電子部品の製造などの極めて細かい工程では1500Lx~3000Lx必要です。現在の照明で本当に十分なのかどうか、再確認してみましょう。


埼玉県さいたま市を拠点に電気工事全般を行う石田電気工事は、工場や商業施設、大型ビルなどの工事に幅広く対応可能です。照明のLED化や位置の調整など、電気工事に関するご相談は何でも承っております。お困りの際は、お気軽に石田電気工事までお問い合わせください。



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