マンションやアパートのオーナー様や管理会社様にとって、管理する物件の空室は悩みの種です。宣伝などに力を入れているものの、思うように入居者が集まらずお困りの方も多いでしょう。そのような時におすすめなのが、「電圧変更」による部屋の性能の向上です。ここでは、賃貸物件の空室対策としての電気工事について解説します。
■賃貸物件の空室対策とは?
現在、日本の賃貸物件は「借り手市場」になっています。かつての高度成長期は人口が増加し続けていたため、マンションやアパートを建てれば建てるだけ人が入りました。しかし、近年では少子高齢化の進行に加えて人口も減少し始め、賃貸物件の需要が減少。結果として空室が増え、比較的立地のいい新しい物件でさえ、部屋が埋まらないことが珍しくなくなりました。
空室が増えれば家賃収入が減ってしまい、オーナーにとっては深刻な問題となります。そこで必要になったのが「空室対策」です。空室対策とは、新しい入居者の確保やすでにいる入居者の退去防止など、物件に空室を作らないためのあらゆる対策のことをいいます。たとえば、家賃の減額や敷金・礼金の値下げ・廃止も空室対策の一種です。
ただ、地域の相場に合わせるだけだとしても、値下げはなるべくしたくないという方も多いでしょう。より前向きな対策としては、リフォーム・リノベーションや新規設備の導入による、物件の性能・魅力向上が挙げられます。共用部の清掃に力を入れたり、仲介会社との関係性を強化したりするのもいいでしょう。今の時代に満室を実現するためには、こういった対策が必須なのです。
■空室対策では、入居者のニーズの見極めが重要
空室対策は、適当に行っても効果が出るわけではありません。いろいろと空室対策を講じているものの、なかなか入居者が決まらず「一体どうして?」とお悩みのオーナー様も多いと思われます。その根本的な原因は、「その部屋に住みたい」と思ってもらえていないということ、つまり入居希望者のニーズとのズレです。
たとえば、賃貸物件のアピールポイントとして挙げられがちな「駅からの距離」ですが、実際には間取り・設備・内装などを重視する人の方が多いことがわかっています。中でも設備は、設置から十数年も経つと古臭さが目立ってきます。特に水まわりが古いと、衛生面の問題もあって敬遠されがちなので、注意しなければなりません。
また、今やエアコンはあって当然で、TVモニター付インターフォンや温水洗浄便座、宅配ボックス、インターネット無料、そしてWi-Fiなども定番になってきました。若い世代になればなるほど実家も新しく、こういった設備が整った環境で暮らしてきたはずですから、賃貸物件に同等以上の設備を求めるのは当然といえるでしょう。
さらに最近では、新型コロナウイルスの流行によって働き方・暮らし方が大きく変化しており、賃貸物件のニーズも変わりつつあります。「おうち時間」の増加に加え、在宅ワークをする人も多くなったことから、間取り・設備・内装を重視する方が増え、使い勝手がよく居心地がいいお部屋の人気が高まっているのです。空室対策をするなら、まずはこういった点の見直しから始めるといいでしょう。
■電圧変更は空室対策に有効です!
空室対策として賃貸物件の設備強化をする際、ぜひ注目していただきたいのが「電圧」です。人気の高い設備としては「浴室乾燥機」や「IHコンロ」がありますが、一昔前に建てられた賃貸物件だと100Vしか使用できないことが多く、200Vを要求する浴室乾燥機やオール電化系の設備が導入できません。
※100Vと200Vの違いについてはこちらへ
⇒ https://www.m-and-i-ishida.jp/blog/category4/131865
そのため、100Vしか使用できないと設備の選択肢が狭まり、物件の魅力が低下。家探しをしている人の興味を引きにくくなるのです。より多くの入居者を獲得したければ、電圧変更工事を行って200Vを使用可能にしておくのが望ましいといえます。
もちろん費用はかかりますが、設備が古いままでは入居者が増えず、長期間家賃を取り損ねることになりかねません。空室が埋まれば家賃収入も増え、設備投資にかかった費用も取り戻せます。まずは物件に興味を持ってもらい、選択肢に入れてもらうことが重要ですから、積極的に電圧変更を行いアピールポイントにしてみましょう。
埼玉県さいたま市を拠点に電気工事全般を行う石田電気工事は、電圧変更工事も承っております。電気工事にプラスして内装の工事も可能ですので、原状回復工事に+αで設備投資をしたい場合などにも対応できます。完全自社施工のため、余分な中間マージンもなく適正価格での工事が可能です。ご相談は無料ですので、ぜひお問い合わせください。