皆さん、こんにちは。埼玉県さいたま市で、オール電化や省エネ対策、リフォームなど電気工事一式を手掛けている石田電気工事です。
キュービクルの安全を守るためには、夏の猛暑や台風への対策が必要不可欠です。この記事では、猛暑や台風がキュービクルに与える影響や対策について、わかりやすく解説します。適切な対策や点検、メンテナンスを怠ると、大事故につながる恐れもあり大変危険です。夏本番を迎える前に、ぜひ参考にしてみてください。
■日本の夏は過酷!太陽光と内部熱でキュービクル内は60℃以上に

日本の猛暑がキュービクルに与える影響について解説します。
・なぜ夏場のキュービクルは危険なのか?温度上昇のメカニズム
夏場のキュービクルが危険な理由は、「直射日光」と「内部機器の発熱」が同時に起きることで内部温度が異常上昇し、火災や停電などを引き起こすリスクが急増するためです。
屋外に設置したキュービクルは、金属製の本体が直射日光を浴びることで蓄熱し、内部の空気が温められます。さらに、キュービクルの内部機器は、電気を変換・制御する際に常に熱を発生させるため、かなり高温な状態になります。
外気温度が上昇するとキュービクル内部の熱を外へ逃がす放熱効率が著しく低下するため、夏は特に温度上昇によるリスクが高まってしまうのです。
・高温がもたらす機器への悪影響と「寿命」の縮小
キュービクルが高温になると、電気機器の絶縁劣化や熱暴走を招き、寿命を大幅に縮小させてしまう場合があります。コンデンサや半導体などの精密部品は特に熱に弱く、夏場の高温環境では故障率が急上昇する恐れもあります。
最悪の場合は突然の停電を引き起こし、事業全体に多大な損害を与える恐れもあるため、適切な温度管理と対策が不可欠です。
■換気ファンの故障やフィルターの目詰まりが引き起こす「熱暴走」のリスク

ここでは、キュービクルの換気ファンとフィルターの重要性と、熱暴走のリスク、必要なメンテナンス内容について解説します。
・見落としがちな「換気ファン」と「フィルター」の重要性
キュービクルの換気ファンとフィルターは、内部機器の冷却と、雨水や塵埃の侵入を防ぐために非常に重要な役割を果たします。換気ファンとフィルターが機能しないと、キュービクル内の温度が上昇して変圧器の寿命が縮んだり、漏電や突然の停電を引き起こしたりするリスクが高まり、大変危険です。
また、ホコリでフィルターが目詰まりすると、換気風量が著しく低下し、換気ファンを回していても内部温度が上昇してしまいます。ホコリだけでなく、虫や鳥の巣などによる目詰まりが生じる恐れがあるため、定期的な点検や清掃が必要です。
・熱暴走による「漏電」「大規模停電」の恐怖
キュービクルの熱暴走とは、外気温の上昇や内部の冷却不足によって、変圧器や遮断器などの温度が許容範囲を超えてしまう現象です。熱暴走は、絶縁劣化による漏電や機器の誤作動、最悪の場合は火災や大規模な停電に発展するリスクもあります。
・夏本番前にやるべきメンテナンスと点検項目
夏本番を迎える前に、キュービクルの「換気ファンの動作確認」「通気口フィルターの清掃」の2つを必ず行いましょう。
具体的には、ファンが正常に回転しているか、異音や異臭がないかを確認します。また、通気口フィルターのホコリやゴミは必ず清掃し、目詰まりしている場合は交換しましょう。
本格的な猛暑が来る前の5月〜7月までには定期点検を必ず実施することが重要です。
■ゲリラ豪雨・落雷から精密機器を守る「避雷器(SPD)」の重要性

ゲリラ豪雨・落雷による影響と、雷対策の「避雷器(SPD)」について解説します。
・「雷」がキュービクルを直撃しなくても起きる停電
落雷発生時は、キュービクルを直撃しなくても、誘導雷(雷サージの侵入)や、送電線の遮断・瞬時電圧低下によって、停電が発生してしまうケースがあります。
雷サージとは、落雷によって発生する瞬間的な異常高電圧や過電流のことです。電線や通信ケーブルを伝って建物内に侵入し家電製品を故障させる原因となります。キュービクルも同様に、雷サージの侵入によって内部機器が絶縁破壊を起こし、機器の故障・焼損や長時間の停電を引き起こす恐れがあります。
・雷対策の「避雷器(SPD)」の仕組みと寿命
避雷器(SPD)は、雷によって発生する異常な高電圧・大電流(雷サージ)を瞬時に大地へ逃がし、接続された電気機器を破壊や誤作動から守るための安全装置です。一般的には10年程度で寿命を迎えますが、設置環境や受けた雷サージの回数・規模によって劣化速度は異なります。古い避雷器は、早めに交換しておくと安心です。
■台風・大雨による水害対策としての「基礎の嵩上げ(かさあげ)工事」の検討

台風・大雨による水害のリスクや対策について解説します。
・近年激甚化する台風・ゲリラ豪雨とキュービクルの「浸水」リスク
ハザードマップは「想定し得る最大規模の雨量」をベースに作成されていますが、気候変動によって、近年の台風やゲリラ豪雨は予測を上回る雨量となる場合もあります。ハザードマップを目安にしながらも、過信しない備えが求められているといえるでしょう。
キュービクルは下部に配線口があるため、敷地が20〜30cm冠水しただけでも内部に水が侵入し、全損となるリスクがあります。キュービクルが浸水・冠水すると、一発で漏電・全損となり、交換には数百万以上の費用がかかります。復旧までに数週間〜数ヶ月かかるため、甚大な営業損害リスクとなってしまうでしょう。
・水害から設備を物理的に隔離する「基礎の嵩上げ(かさあげ)」とは
キュービクルの水害対策には、基礎を高くする嵩上げ(かさあげ)が最も効果的です。ハザードマップの浸水想定深を上回る高さまで基礎を高くすることで、設備の浸水と操業停止リスクを物理的に隔離します。
さらに、隙間のシール処理(コーキング)や止水板の設置、ケーブルの引き込み口の防水処理などの防水対策も有効です。
・更新時期に合わせるのがベスト?浸水対策を検討すべきタイミング
嵩上げ工事は、設置から20年近く経過したキュービクルの更新(入れ替え)のタイミングに合わせて実施すると、コストや手間の無駄が省けます。本体や基礎の改修・塗装を同時に実施することで、足場代や計画停電の回数を削減し、トータルコストを大幅に抑えることにつながります。
予期せぬ停電で大きな損失を出す前に、まずはキュービクルの健康診断(総点検)から始めてみませんか?
石田電気工事は、埼玉県さいたま市を拠点に、工場・物流倉庫・商業施設・医療施設など幅広い業種の企業様から電気工事のご依頼をいただいている、地元密着の電気工事業者です。キュービクルの保守点検も承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
石田電気工事は、設計から施工・アフターフォローまで一貫対応、自社施工100%です。工場・倉庫・保育施設など、年間400件超の豊富な施工実績を誇りますので、安心してお任せください。
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