EV充電器の導入や機械増設で、キュービクルの容量不足で「容量変更」が必要になる基準  

皆さん、こんにちは。埼玉県さいたま市で、オール電化や省エネ対策、リフォームなど電気工事一式を手掛けている石田電気工事です。


脱炭素に向けてEV(電気自動車)急速充電器を設置したり、工場の生産性向上のために機械を増設したりすると、大量の電力を消費するため、既存のキュービクル(高圧受電設備)のままでは電気容量が足りなくなるリスクがあります。


この記事では、キュービクルの容量変更が必要になるケースの判断基準や変更方法、依頼先の選び方などについて、わかりやすく解説します。




■工場の最新機械の導入や、複数台のEV充電器設置で直面する「電気容量」の壁



電気設備機器を追加導入する際は、キュービクルの容量の確認を忘れてはいけません。EV急速充電器の導入や工場の生産機械の増設を行う際は、最大デマンド値(最大需要電力:kW)と残容量の確認が必要です。


EV普通充電器(6kW)は、家庭用エアコン3〜4台分の電力を1台で消費します。例えば、 6kWの充電器を5台設置すれば計30kWとなり、コンビニの平均消費電力(20〜30kW)と同じくらいの電力を自社の敷地内に新しく丸ごと追加するのと同じ状態になります。





■容量変更が必要になる「3つの判断基準」と確認方法は?



キュービクルの容量変更が必要かを判断する基準と確認方法について、それぞれ解説します。



・キュービクルの容量変更が必要かどうかの3つの判断基準


以下の3つの条件に1つでも当てはまる場合は、キュービクルの容量変更が必要です。


①直近のオンデマンド値と新しく追加する機器の消費電力がキュービクルの容量のギリギリ、もしくは超えてしまう

②トランス(変圧器)の空き容量が足りない

③ブレーカー(遮断器)の空きスペース・容量がない


当てはまるものがあれば、トランスの増設や交換、あるいはキュービクル全体の更新が必要になります。



・「契約電力」と「最大需要電力(デマンド値)」の確認方法


「契約電力」と「最大需要電力(デマンド値)」は、明細書や、契約している電力会社の法人向けポータルサイトで確認できます。


デマンド値とは、30分間で消費された電力の平均値(kW)です。過去1年間、特に夏・冬の電力ピーク時の「最大デマンド値(kW)」を確認し、現在のキュービクル全体の契約・設備容量に対してどれだけ余裕があるかを割り出しましょう。


また、電気設備の使用電力を確認する際には、定格電流、定格電力だけでなく、一時的に発生し得る最大電力も確認しておくことが大切です。



▼【2026年最新】工場の電気代削減を最大化する「3つの柱」。キュービクル更新費用からLED化補助金の活用まで徹底解説

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■容量が足りない場合の2つの選択肢!キュービクル全体の交換 vs 内部トランスの増設(改造)



キュービクルの容量が足りない場合の選択肢は、主に以下の2つです。それぞれについて解説します。



・内部トランス(変圧器)の交換・増設(部分改造)


内部トランスの交換または増設は、キュービクルの外箱はそのままで、中身のトランスだけを容量の大きいものに入れ替えるため、コストを抑えられて工期も短いというメリットがあります。設置10年未満など、キュービクル自体がまだ新しく、特定の「動力系統」だけ容量が足りない場合に向いています。


一般的なトランスの容量には、50kVA、75kVA、100kVA、150kVA、200kVA、300kVA、500kVA、750kVA、1000kVAなどがあります。実際の選定では、一般的には計算値に最も近い大きい方の容量を選択します。また、1台の変圧器ではなく、複数の変圧器を組み合わせることも可能です。



・キュービクル全体の交換(新設・更新)


キュービクル全体の交換は、設備が新品になるため、今後約20年間の安心が手に入るのが大きなメリットです。最新の省エネトランス(トップランナー機器)に変えることで、毎月の待機電力が減る分、電気代も安くなります。


キュービクル自体が設置から15〜20年近く経過しており、寿命が近い場合に向いています。全体を新しくするため、設備投資のタイミングに合わせるのが一番合理的です。




■容量変更の施工依頼はどこへ?電気工事業者へ依頼すべき理由



設計から電力会社への申請、施工まで、ワンストップで電気工事業者に頼むべき理由を解説します。



・容量変更に伴う複雑なプロセス


容量変更が必要な場合、単に機器を設置するだけでなく、複雑なプロセスが必要になります。具体的には、正確な負荷計算や、保安規程の変更など電力会社への複雑な増設申請手続きなどが必要です。さらに、数時間の計画停電を伴うシビアな施工管理も必要になります。素人や一般的な設備業者では手に負えないため、必ず電気工事事業者に依頼しましょう。



・バラバラに発注するデメリット


「設計」「申請」「施工」を別々の業者に頼むと、結果的に工期が伸びてコストが高くなる可能性があります。例えば、責任の所在が曖昧になるため、トラブル発生時に原因究明が遅れたり、業者が互いに責任をなすりつけ合ったりする恐れがあります。


また、工事用図面と現地調査のデータ連携が漏れたり、発注した機器のサイズが合わずキュービクル内に収まらなかったりするなど、設計と施工のミスマッチが起きることも有り得るでしょう。さらに、スケジュール管理が難航する恐れや、申請手続きのトラブルが増えるリスクも心配されます。



・ワンストップのメリット


容量計算から電力会社への申請、当日の施工・通電テストまでワンストップでひとつの業者へ依頼することで、機械の導入スケジュールに合わせて最短・最安でインフラを整えることが可能になります。


例えば、ワンストップ業者であれば、「電力会社への受電基本契約変更の申請」「産業保安監督部への工事計画届出」「消防署への火気使用設備などの届出」など、法的な技術書類の作成から申請代行まで、すべてを一任できます。また、現場の物理的制約を熟知したうえで設計を行うため、予期せぬ追加コストや手戻りが発生する心配もありません。


さらに、現状の電力使用状況(デマンド値)の調査から、機器の入れ替え、試運転、電力会社による立会検査までシームレスにスケジュールを組めるため、工期が短縮され、施設の「計画停電」の回数を最小限に抑えることも可能です。トラブル時の責任の所在も明確で、たらい回しにされる心配もありません。


石田電気工事では、キュービクルの容量変更における内部トランス(変圧器)の交換や増設、新設、更新を、ワンストップで対応可能です。豊富な施工実績がありますので、ぜひ安心してお任せください。




埼玉県さいたま市を拠点に、北関東・関東一円で電気工事を手がける株式会社石田電気工事では、工場・商業施設・マンションなど幅広い施設でのキュービクルの点検・設置・更新工事に対応しています。設計から施工、アフターフォローまで自社施工で一貫サポートしますので、キュービクルの容量変更をご検討の際は、ぜひお気軽にご相談ください。


石田電気工事は設計から施工・アフターフォローまで自社施工100%で、工場・倉庫・保育施設など年間400件超の施工実績を誇ります。無料相談・現地調査から対応可能ですので、電気工事のことでしたらどのようなことでもお気軽にお問い合わせください。



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